beyerdynamic T90

beyerdynamic T90

久々のヘッドフォンレビューになります。


本当はT1を狙っていたのですが、T90を視聴してみて気に入ったので購入。
コストパフォーマンスに優れるモデルで、T1の半額、T70の約1万円増しですが、T1*1に結構いい所まで迫っていて、T70との差は値段以上だと思いました。


箱はDT990 Edition2005などと同じタイプ。もちろんヘッドフォンケース(角型)も健在。

いつものベイヤーのヘッドバンド。べロアが細かくて肌触りはかなり良いです。


第一印象

高音 クリア、刺さる寸前の絶妙なバランス。線が細く非常に上品な高音。解像度高し。
中音(ボーカル) ヌケが良く鳴っている位置が解りやすい。音場が広い上に定位感も高い。
低音 鳴らす力がちゃんとあるアンプなら必要十分に出ています。アンプに力がないとかなりスポイルされるので駆動できる環境で。
音漏れ × オープンタイプなのでダダ漏れ。GRADO並です。
装着感 べロアパッドが気持ち良く、DT990 E2005から改良されています。


オールジャンルこれ一本で行ける、優秀なヘッドフォンだと思います。
ただ、音が割れやすい傾向があるようで、音源(OCTA-CAPTURE)のWAVE OUT MIXERが+0.0db以上だと音圧の高い曲でに音割れが出ました。
まあ普通は0.0dbで使うので問題はありませんが、そんな所も上品な感じがしました。


同価格帯では、ゴリゴリ押してくるGRADO PS500に対し、音は上品なコレはいい好敵手だと思います。
ステップアップでT1&PS1000だと最高ですね。

*1:所持していないので、視聴です。

SO-01E(XPERIA AX)にmicroSDXCを試す

SO-02C(XPERIA ACRO)のROM容量が限界に達してアプリのアップデートも出来ない状況になってしまったので、新発売のSO-01E(XPERIA AX)に乗り換えました。
シングルコア1GHzからデュアルコア1.5GHzにパワーアップ、RAMも倍増でとても快適、何より起動が10秒ほどで完了する*1のがうれしいです。


今まで使っていたmicroSDHCは32GBありましたが、音楽とアプリをかなり入れていたため、空き容量が3GB程となっていました。
ネットの噂では、SDXCが使えたという話でしたので、自分も試してみることに。
用意したmicroSDXCカードは、SanDiskのウルトラmicroSDXC UHS-I 64GBの平行輸入品(SDSDQUA-064G-U46A)です。


SO-01Eに装着


電源を入れると「空のカードかフォーマットされていない」というメッセージが出てきて使用不能かと思いましたが、しばらくすると、「フォーマットするか」というメッセージが出てきましたので、それに従いフォーマットすると無事に使えるようになりました。

64GBあるとかなりの余裕ですが、Android4.0の仕様によりmicroSDにはソフトウエアがインストールできない*2ため、音楽と写真置き場位しかならないのがちょっと残念です。


最後にお約束を。メーカーではmicroSDXCを利用できるとは言っていませんので、試すときは自己責任で。

*1:SO-02Cは5分近くかかっていた

*2:「/mnt/sdcard」はROMに当たる所が割り当てられる。microSDは「mnt/extSdCard」となりました。

GRADO PS1000

GRADO PS1000

PS500の良さが予想以上だったので、我慢できずに手を出してしまいました。PS1000!
重い、重いといわれていますが、バイク乗りでヘルメットをかぶる私にはあまり重さは気になりませんでした。
巨大なイヤーパッドGは意外に装着感はよく、長時間リスニングもイヤーパッドLより快適です。
PS500からすべてにおいてパワーアップ、特に低音の迫力は段違いです。
この音だったら、値段の高さはしょうがないかなと思ってしまいます。


パッドはかなり大きい。交換パッドの値段は約1万円とコストパフォーマンスはよくありません。


構造はPS500と同じく金属のハウジングの中に木が入っています。非常に高価なのに相変わらず仕上げがアレなのはGRADOだからしょうがない。


パッドを外したRS1*1と。パッドは互換性があり、交換可能。


PS500と。個人的には艶消しの方が好みです。


第一印象

高音 PS500より出ています。非常に解像度が高い感じを受けます。ULTRASONEのEDITION9と互角のキレの良さ。
中音(ボーカル) PS500に比べ音場はかなり広いです。パッドをイヤーパッドLにしてみるとかなり狭くなることからパッドの影響が大きいです。
低音 PS500よりかなり出ています。音圧があり迫力満点。3重丸を付けたいくらいです。
音漏れ × いつものごとくダダ漏れ
装着感 イヤーパッドLより耳は痛くなりません。一般的に考えるとかなり重い部類。首を横に振るとずれそうになります。


PS500に試しにイヤーパッドGをつけてみると、音場が拡大、低音がパワーアップ。PS1000と聴き比べると確かにまだ差はあるものの、かなりいい感じです。
RS1とイヤーパッドGの組み合わせも、なかなかいいものです。ただし、約1万円出して新規購入するかといわれると迷う所です。
逆にPS1000にイヤーパッドLは音場が狭くなり低音が減ってしまい、全くメリットを感じませんでした。

*1:パッドが劣化して粉が付いている...

GRADO PS500

GRADO PS500

最近ヘッドフォンを購入していないな、普通の奴はもうお腹一杯だし...そうだ、GRADOなら何とかしてくれる!ということでPS500を購入しました。
ロームメッキと艶消しがあるということですが、ULTRASONEのEシリーズみたいに指紋がペタペタつくといやなので、艶消しを選択しました。
パッケージを持ってみると意外に軽です。SR325iは結構重いのに、と思ったら後述する作りのせいでした。
シリーズ的に今までのプレステージシリーズと違うプロフェッショナルシリーズ、音はどうなんだろうと聞いてみると、中低音がかなり出て力強いです。
値段の接近しているRS1とはかなり傾向が違い、どちらかというとSR325iの方が近い感じですが、とにかく骨太な感じがします。
今まで買ったRS1,SR325i,SR60,PS500の中で一番気に入りました。ゆくゆくはPS1000か...



いつものパッケージ。箱の裏に手書きでシリアルが書いてありました。


艶消しの地金と思いきや塗ってあります。クロームメッキのように指紋は付きません。


軽いなと思ったら、金属と木のハイブリッド。ボンドがはみ出している所がGRADO。民芸品なので問題ありません。分岐より前のケーブルは非常に太い。


第一印象

高音 SR325iよりマイルドだが、RS1より尖っています。
中音(ボーカル) さすがのぬけの良さ、音場はかなり近いです。骨太なので女性ボーカルはRS1の方が合う感じです。
低音 RS1よりもかなり出ている。やはり音が太いです。
音漏れ × いつものごとくダダ漏れ
装着感 × 他社と比べるとかなり...ですが、SR325iより軽いです。

SENNHEISER IE80

SENNHEISER IE80

実は結構前に買っていたのですが、当時書く暇がなく放置していたら忘れてしまっていました。
IE800の発表もあり型落ちになってしまう日も近そう...


IE8の新型であるIE80が出て、最初はどうせほとんど同じだろ。と思ってスルーしていましたが、音が結構違うらしいという話が聞こえてきたため、気になりだし購入しました。


パッケージはIE8と同じ。

形状もIE8とほとんど同じ。ケーブルの端子も互換性があります。

IE80(左)とIE8(右)。外観はアルミプレートの有無くらいです。IE8の方がSENNHEISERっぽいデザインの気がしますが、IE80の方が高級そうです。


肝心の音はIE8と大きく違います。音が明るめのためポップスやロックなどに合います。IE8はジャズにぴったりなので使い分けはできそうです。

高音 断然IE80の方が出ています。
中音(ボーカル) 暗めのIE8に対し明るい音のIE80。
低音 かなり出ているのですが、IE8に対しちょっと軽めな感じがします。
音漏れ IE8と全く同等。
装着感 IE8と全く同等。付属チップはIE8と同じく10種類、こちらもFoamタイプが最初からついています。
その他IE8との違い ケーブルが堅くてつるつるになっています。ココはしなやかで滑りにくいIE8の方がいいです。

続 Intel DX79SIのUSB3.0について

ついにIntel DX79SIのBIOSのバージョン430がIntelのサイトに来ています。
先日、フロントパネル用のピン配置はマニュアルが間違っている*1という回答(Intel DX79SIのUSB3.0について - estelの雑記帳)をIntelからもらいましたので、USB3.0ブルースクリーンが治ってくれれば不具合は一通りなくなります。

BIOS Version 0430 - SIX7910J.86A.0430.2012.0213.1635
About This Release:
    • Date:
        February 13, 2012
    • ME Firmware:
        7.1.21.1134
    • SATA RAID Option ROM:
        Intel(R) RAID for SATA – v3.0.1.1370
    • PXE Boot Agent:
        Intel(R) Boot Agent GE v1.3.72
        IBA GE Slot 0000 v1372 PXE 2.1 Build 089 (WfM 2.0)
New Fixes/Features:
    • Fixed issue where error shows in Device Manager* for USB 3.0 front panel controller.
    • Added XMP 1.3 support.

とありますので期待大、とりあえずUSB3.0をオンにして起動してUSBメモリなどで動作を試しましたが、今のところは問題なしです。
5回ほどシャットダウンしてみましたが、ブルースクリーンで落ちることはなく、安定している*2ようです。

*1:資料を読む限りは他社と同一のピンアサイ

*2:USB2.0に接続してあるUA-1000が初回起動時にうまく認識できないのは継続中。

Intel DX79SIのUSB3.0について

BIOSをアップデートしたにも関わらず、相変わらずUSB3.0を有効にするとブルースクリーンになったりするメインマシンのマザーボードDX79SIですが、実家用のPCをIntel i7 2600k + ASUS P8Z68-V/GEN3で組み直し*1た所、そもそもUSB3.0コネクタ周りがかなり違うことに気が付きました。


Intel DX79SIのクイックリファレンスに載っているUSB3.0フロントパネル用コネクタの配置

19.Vbus
18.ID 17.IntA_P2_SSRX+
16.IntA_P2_SSRX- 15.IntA_P2_SSTX-
14.Ground 13.Ground
12.IntA_P2_SSTX+ 11.IntA_P2_D+
10.IntA_P2_D-  9.IntA_P1_D+
 8.IntA_P1_D-  7.Ground
 6.IntA_P1_SSTX+  5.IntA_P1_SSTX-
 4.Ground  3.IntA_P1_SSRX+
 2.IntA_P1_SSRX-  1.Vbus

左上がPINなし、右下がPIN1でZ字型に番号が付いています。


2012/02/20 この件に関してIntelに問い合わせをかけた結果が返ってきました。

ご質問いただきましたインテル(R) デスクトップ・ボード DX79SIの
USB3.0 Front Panel Header のピン配列に関しましては、
クイックリファレンスガイド及びマザーボードレイアウトシールの記載が間違っており、
正しいピン配列につきましては、英語の資料とはなりますが下記の資料に記載がございます。

USB 3.0 INTERNAL CONNECTOR AND CABLE SPECIFICATION
http://www.intel.com/content/dam/doc/technical-specification/usb3-internal-connector-cable-specification.pdf
※P.10 「Table 2-3: Pin connection diagram and table」をご確認お願いいたします。

また、今回ご連絡いただきましたUSB3.0 Front Panel Header の
ピン配列に関しましては、弊社関係部署へ報告させていただきます。

と帰ってきましたので、資料を見た所、P8Z68-V/GEN3と同じなようです。
でも相変わらず、USB3.0をオンにすると落ちるのは一緒、
いろいろ調べていたら外人さんも困っている様子、
http://communities.intel.com/thread/27493?tstart=0
いろんなやり取りが続いています*2が、3ページ目の36番目の返事を見るとIntelの中の人も現象がつかめたっぽく*3、何やら新しくBIOSが出そうな感じもします。


ASUS P8Z68-V/GEN3のマニュアルに載っているUSB3.0フロントパネル用コネクタの配置

 1.Vbus
(19.)Vbus  (2.)IntA_P1_SSRX-
(18.)IntA_P2_SSRX-  (3.)IntA_P1_SSRX+
(17.)IntA_P2_SSRX+  (4.)Ground
(16.)Ground  (5.)IntA_P1_SSTX-
(15.)IntA_P2_SSTX-  (6.)IntA_P1_SSTX+
(14.)IntA_P2_SSTX+  (7.)Ground
(13.)Ground  (8.)IntA_P1_D-
(12.)IntA_P2_D-  (9.)IntA_P1_D+
(11.)IntA_P1_D+ (10.)ID

左上がPINなし、右上がPIN1でおそらく*4U字型に番号が付いています。


そもそも1番ピンの位置が違うという事態にびっくり、共通の規格ではないのでしょうか。P8Z68-V/GEN3用に購入したAINEXの3.5インチベイ用のフロントパネルPF-004はP8Z68-V/GEN3の配置と一致していますのでDX79SIがおかしいと思われます。この記載が間違っていないとすると、さすがINTEL傍若無人です。現在この件に関してIntelに問い合わせをかけています。


あとUSB2.0周りも相変わらず微妙で、初回起動時にUA1000との接続が失敗し、UA1000の電源を入れ直さないと認識しないとか、マウスのクリックがたまに連射になってブラウザがたくさん開くなど安定しないところがあります。
それと、電源及びHDDのLEDランプの位置が遠いということを除けば、それ以外はかなり堅く、AMDのPhenomIIでよく落ちていたCaptureNX2が非常に安定しているなど非常に気に入っているのですが...

*1:ドライブ類及びグラフィックボードは以前の物を流用

*2:Asusマザーボードに乗り換えた!って言っている人も。

*3:私の稚拙な英語力ではそんな感じに見えました。

*4:P8Z68-V/GEN3は1番PINの位置のみ記載、PF-004にはすべてのPINが記載

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