サブマシンのXEON機にもWindows11をインストールしてみました。
2016年の春に出たXEON E5 2697A V4というIntel第5世代CoreのBroadwell-EPを積んだCPUです。16コア32スレッドという今でも十分通用するパワーを持っていますが、残念ながらMicrosoftの発表しているWindows11の対応CPUリストの中にはありません。マザーボードのUFEIを見る限りIntelTPPにも対応しておらずTPMを使うには別売りのTPM2.0ユニットが必要です。
先月別売りのTPM2.0ユニットを入手して装着したため、PCの中で対応していないのはCPUのみのはず。
以前行った互換性チェックの結果ではCPUのみ!マークがついています。
Windows Updateでも条件を満たしていないというメッセージが出てきます。
試しにUSBに入れたWindows11のアップデートイメージを起動すると「このPCは現在Windows11のシステム要件を満たしていません」と言われ、「閉じる」ボタンしか有効にならずインストールが進みません。原因はやはりCPUのせいです。
そこでレジストリエディタからTPMとCPUチェック回避のキーを作成します。
そして再度Windows11のアップデートイメージを起動すると、更新プログラムが受け取れなくなるかもしれないから自己責任でやれよ!という警告は出ますが進めそうです。(すべて対応しているシステムにインストールする場合はこの画面は出ません。)
承諾ボタンを押したら次に進みました。
画面がインストール中のものに切り替わり待つこと約40分、無事Windows11になってくれました。
Windows10の時と比べシングルが5%伸びています。誤差にしてはちょっと多い感じなので何か最適化があるのかもしれません。しかしマルチはなぜか遅くなっています。
PSO2 NGSベンチも実行。4K、設定はすべて最高にて7626→8145とわずかながらアップ。10980xeのメインマシンは2割弱アップしたのに比べると少ないですが低下していないのは良かったです。
なお、「前回嘘のような本当の話」で記述した起動時にPlayStation4のコントローラーを挿したままにしておくと起動しなくなる問題はWindows11でも発生しました。PlayStation5のコントローラーでも現象が起こるため、マザーボードのせいであることは間違いなさそうです。