NICEHCK NX8 Special Edition

メーカー:NICEHCK

品名:NX8 Special Edition

値段:クラウドファンディングで34800円

ドライバ:1DD+6BA+1PZT

イヤホン側端子:2pin

 

クラウドファンディングでNX8のバージョン違いが出ていたので購入。

NX7シリーズに近いと聞いて楽しみにしていました。

左がNX8SE、右がNX8です。

ノズルは同じ様ですが、フィルタは微妙に違うようです。

 

ケーブルはNICEHCKのS77(4.4mm)、イヤーピースはJVC-スパイラルドットを使用してノーマルのNX8比較してみます。

 

まずNX8に比べ圧倒的に低音が増えています。確かに2DD機のような感じのアタック・太さがあります。DaVinciまでとはいかないまでもかなりのパワーを感じます。

高音は思ったほどは増えておらず、刺さるまでは行っていません(ケーブルが低音寄りなのが影響しているかもしれません)。

音場も広くなっていて、まとまりのあるNX8よりも派手な音に聞こえます。

ノーマルと違いがあるかと聞かれれば、明らかに違うと答えられるだけの音の違いはあります。そのうちNX8mk2とか言ってシレっと通常ラインナップに出てくるかもしれません。

 

次にケーブルを付属の物(4.4mm)に変えて視聴。

低音は若干おとなしくなり、その分超低音の振動をより感じるようになりました。

ややスッキリしたせいか解像度はS77より高くなり、高音がかなり伸びてドンシャリ具合が上がりました。音場はやや狭くなっています。

パワー感はNX8譲りなので線が細く綺麗目のNX7mk4とは方向性が異なり、予想していた方向ではありませんでしたが、ゴリゴリしたドンシャリ好きの自分の好きな音で、NX8の86点、NX7mk4の90点を超える93点です。

KZ AM16

メーカー:KZ

品名:AM16

値段:Aliexpressで6500円程度(Bass バージョン)

ドライバ:8BA

イヤホン側端子:QDC(KZ)

 

KZからALL BAの新作AM16が登場しました。今までのAS16シリーズとは何が違うのか不明ながら、今回も通常バランスタイプとベースバージョンの2つのバージョンがあります。最近はスイッチで切り替え方式が多かったのですが、スイッチでは制御できないくらいの違いがあるのでしょうか。

箱は黒箱で高級なシリーズ、付属品は通称フジツボイヤーピースx3とケーブルといつものKZと同じです。

本体はZATやSymphonyと同じ形でKZの大きいシリーズです。

印が分かりにくいですが、低音増強版にチェックが付いています。

一番右側は各BAへのケーブルを分岐させるための基板ですが、その横にまだ4つくらいBAを積めるスペースがあります。そのうちAM24とか出るのでしょうか。

 

ケーブルはNICEHCK DuskSky(4.4mm)、イヤーピースはTRN TYPE-Tを使用。

 

ベースが強いフラットタイプとでも言いましょうか、特にへこんでいる個所はなく低音域が突出している感じで、音の分離は良く余韻がなくはっきりしたタイプで音場はやや狭めです。

AS16Pro Xに比べると確かに低音が強く多BA+1DDモデルと同等...むしろZATより出ています。

ただDDとBAの構造の違いで良くも悪くもタイトな低音、低音は出ているけど収束が速く出ている低音域もDDより狭い感じを受けます。ボワ付きはなくタイトな低音が良いという人には向いていると思いますが、各社の多BA+2DDの超低音までズドンと来る迫力のある音を知っているとやや物足りないものがあります。

満足度は88点、マルチドライバモデルはそれぞれ得意な音域のドライバを組み合わせるほうが良いのではないかと思いました。

 

後日届いたケーブルKBEAR Aegis Wireをつけてみました。音量は出ていたけど狭めだった低音域のパワーゾーンかなり広くなり、サブベースも良い感じに。ただやや高音が控えめになったのは銀メッキ銅線にしては不思議な傾向です。この状態での満足度は97点、解像度が上がったCastor Pro(ベースバージョン)という感じになっています。

ZiiGaat ESTRELLA

メーカー:ZiiGaat x Jays Audio

品名: ESTRELLA

値段:Aliexpressで50000円程度

ドライバ:2DD+4BA

イヤホン側端子:0.78mm 2pin

 

やはり気になっていたESTRELLAも購入してしまいました。箱のセンスとかプレートの意匠はTea Proよりこちらの方が好みです。

Tea Proは金属の本体でしたがこちらは樹脂の本体にステムが金属です。

 


ケーブルはNICEHCKのGOD DNA(4.4mm)、イヤーピースはJVC-スパイラルドットを使用。

 

傾向は強いドンシャリ。一番近そうなのはDUNU DaVinciです。ドンに関してはESTRELLAの方が超低音が多く、DaVinciはそれよりちょっと高い位置の低音が多めですが音圧はいい勝負です。シャリがこちらの方がしっかり高音まで伸びている感じがして一枚上手かなと思いました。解像度は明らかにESTRELLAの方が勝っています。

Tea Proに比べると超低音の深さや音場はより狭め。余韻はあまりないので音がタイトに聞こえ、高音域はESTRELLAの方が出ていて全体的に元気な感じがしますが、刺さらないギリギリの所を攻めているよです。

満足度は99点、総合力ではTea Proに分がある感じですが、この暴れっぷりは高級なKZイヤホンな感じがしてかなり好みです。

Xenns Mangird Tea Pro

メーカー:Xenns Mangird

品名: Tea Pro

値段:Aliexpressで50000円程度

ドライバ:2DD+6BA

イヤホン側端子:0.78mm 2pin

 

予てから気になっていたTea Proをようやく入手しました。

注文生産品のようで在庫がない場合は1か月ほどかかる場合もあるようですが、幸運な事にすぐに入手できました。

箱はかなり大きめの物でしっかりしています。付属品も値段相当に至れり尽くせり色々ついていますが、個人的には箱と合皮っぽいイヤホンケースの色使いのセンスがあまり好きではありません。

イヤホン本体は金属の筐体に樹脂のフェイスプレートが張り付けてあるものでフェイスプレートは手作りのため、ラメの入り具合が物によって違うようです。こちらは箱のデザインとは違い、落ち着いていて良いと思います。

格納されているユニットが多いので本体は厚さがあり横にはみ出ますが、私の場合ステムの周りの出っ張りが耳の形に上手くフィットして耳へのおさまりは良い感じです。

Tea Pro

ケーブルはivipQ-888(4.4mm)、イヤーピースはJVC-スパイラルドットを使用。

 

明確なドンシャリ、私の好物の音です。同じくらいの値段で2DDのDUNU DavinciやThieaudo Hype4、Ziigaat ESTRELLAと傾向は似ています。もう一つ、ivipQのconch V12もライバルになるでしょうか。

低音域は超低音からズシンと来る迫力で5DDのKZ Decetよりパワーがあります。DavinciやHype4と比べても超低音(サブベース)はこちらの方がパワフルさがあり、「ドン」のピークが低い周波数にあります。(DavinciやHype4はもう少し上の低音がよく出ている。)

高音域はDavinciより出ていてHype4といい勝負ですが、金属筐体だけあってハイハットやシンバルの余韻はコチラの方が上かなと思いました。

解像度は非常に高く、DavinciやHype4より音の分離は良いです。

音場は広い方だと思いますが、Hype4の方がさらに広く感じます。

ケースとか箱はあまり好きではないとは言え、イヤホンの音や装着感などには全然問題ありませんので満足度は100点です。

今のところ、2DD+4~8BAの構成は間違いない(TRN V90 Proを除く)ですね。

BQEYZ Winter Ultra

メーカー:BQEYZ

品名:Winter Ultra

値段:Aliexpressで34000円程度

ドライバ:1DD+1BC

イヤホン側端子:0.78mm 2pin

 

無印Winterとの違いを確かめるべくWinter Ultraも購入してみました。

無印Winterとの違いは色が青のみ、ケーブルはプラグが3.5mm/4.4mmが交換できるタイプの上位の物(単品でRimeという名前で売っている)が付いている点と、シェルの形状が変わっています。

左(青)がWinter Ultra、右(銀)が無印Winter

無印Winterに比べ厚みがちょっと薄くなり、ステムの後ろの出っ張りが低くなっています。この出っ張りのせいで耳の穴にステムがちょうどいい角度で入らない人が多いようです。(私は大丈夫でした)

 

ケーブルはWiner付属の物、イヤーピースはradiusのディープマウントZONEを使用してWinterと比較してみました。

 

装着感はステムの角度が万人向けになっているため問題なし。

低音域はほぼ同一の感じながら、非常に高かった中高音の解像度と分離感がややマイルドに感じます。ちょっと尖っている所がマイルドになり、(装着感も)万人向けになった感じです。

 

ただしWinter Ultra付属のケーブルに変えるとさらに音場が広くなり、ややマイルドだったボーカルがにくっきりするのでケーブルのアップグレード効果も大きいようです。S12ProやF1 Pro辺りの1~2万円クラスのイヤホンは値段の割には良い音(コスパは抜群に良い)ですが、絶対的な音の良さはさすがにこのクラスには勝てないなと思わせる音です。

 

満足度は97点。ケーブルのアップグレードはマイルドさを打ち消す良いものです。ただし無印Winterにこのケーブルを付けるとさらに尖るので個人的には無印Winterの方が気に入りました。

 

BQEYZ Winter

メーカー:BQEYZ

品名:Winter

値段:Aliexpressで27000円程度

ドライバ:1DD+1BC

イヤホン側端子:0.78mm 2pin

 

高音型骨伝導のイヤホンに興味がわき、Winterを購入してみました。

Winterは色が黒と銀、ケーブルが3.5mmか4.4mmが選べますが今回は銀の4.4mmを購入。

箱はちょっと大きめ、付属品はイヤピースがフォームタイプの物1個と3種類の硬さのシリコンの物大中小の10セット、掃除用ブラシ、携帯用ケースと値段相応の豪華さです。本体は大きくて厚めのアルミ製(と思われる)、ステムの後ろ側にある突起が高めで装着感があまり良くないと聞いていましたが私の耳には問題なくフィットしました。

 

ケーブルは付属の物、イヤーピースはradiusのディープマウントZONEを使用。

 

イメージとしては高音寄りのキレイ系かと持っていましたが、低音は大き目の12mmダイナミックドライバのおかげか音圧があり想像より低音が強いです。高音はとびぬけては強くなく刺さるほどではありません。全体的にはドンが強いけど中音が引っ込んでいないのでドンシャリではなく、低音強めのバランスタイプです。ほかにない特徴として中音域から高音域は骨伝統のおかげか、非常に解像度と分離感が高く近くから聞こえてくる感じで、その後ろから圧のある低音が乗ってくるという独特の音場を持っており、全体的には音場は広いです。

 

満足度は99点、他にはない音を持っており非常に良い物なのですが、本体がアルミ製で中古は良く傷がついているものを見るのでその点だけが気になります。

あとは骨伝導なので耳とイヤピースのマッチングが大切で、サイズがあっていない、しっかりハマっていないとスカスカな音になるので、自分に合っているイヤピースを色々試す必要があります。

KZ-Decet

メーカー:KZ

品名:Decet

値段:Aliexpressで9500円程度(調音スイッチ付き)

ドライバ:5DD

イヤホン側端子:QDC(KZ)

 

KZから発売された5DDのイヤホンDecet、発売と同時にAliのKZ Officialで購入しましたが、関税の手続きに時間がかかったらしくやっと届きました。

箱はKZの高級ラインの黒箱、付属品は藤壺タイプのイヤピースx3とフォームタイプのイヤピースx1、おそらく銀メッキのケーブルといういつものKZですが、最初から本体に装着されていたのはフォームタイプのイヤピースでした。

先発5DDの7HzのFIVEは6mmx5のユニットでしたが、Decetは8mmx2+6mm+3でこちらの方が大きいユニットが入っています。

フェイスプレートが金属、中側は樹脂の本体ですが、5DDだけあってさすがに重いです。

KZ Decet

 

調音のためのスイッチは新しいタイプでより細かい形になっています。

 

同じメーカのZAT(左)とDecet(右)との大きさ比較。シェルの形や厚さはほぼ同一です。おそらくSymphonyやCCA Rhapsodyとも同じ形です。

 

各DDからは音導管が出ており、ステムで合流していると思われます。

 

ケーブルはNiceHCK BlackDawn(4.4mm)、イヤーピースはJVC-スパイラルドットを使用。(写真を撮るときにBlackDawnの左右を間違ってつけていました。)

 

音は想像どおりドン強めのドンシャリです。とにかく超低音から低音が厚く、角松敏生氏の曲などのベースラインが強めのものはかなりの圧を感じます。QKZ Hadesのような低音だけではなく、高音もちゃんと出ています。中音域はドンシャリなのでやや引っ込んでいるのですが、やや遠くからくるような印象です。音場は狭めですが、解像度は悪くなく、ブーミーさはなく音の切れもなかなか良いです。ノリは良く思ったより(KZとしては)アッサリしているなという感想です。ZATとかZA12もあっさりしていたのでそういう方向に向かっているのでしょうかね。

満足度は93点、好みではあり、良い物なのですが結構まともな感じで、私の期待しているKZとしてはもっと振り切ってほしい所があり、やや辛目の点数としました。

(2025/03/29)エージングを50時間くらい進めて、ケーブルをNICEHCK DuskAg(4,4mm)、イヤピースをDUNU S&Sに変えた所、かなり低音・高音ともに出るようになりました。銀ゲーブルなのでまだアッサリ目ではあるものの、DDにしては解像度が非常に高く攻撃的なサウンドに。これでこそKZ、満足度は97点に上がりました。