audio-technica ATH-A1000

audio-technica ATH-A1000

いまさらですが、audio-technica ATH-A1000を入手しました。*1コンディションは非常に良好、シリアル番号は1800番台の物でした。
意外にも私にとって初めてのaudio-technicaヘッドフォンです。*2
外見はチタンハウジングでカッコいいのですが、ハウジングを触るとすぐに汚くなってしまいます。



第一印象を。音の分離が良く、やや高音よりですが非常に音のバランスが取れて*3います。
アンプによる味付けがより生きるタイプで、ValveX SE*4の組み合わせは結構濃い感じになってくれますが、BLACKCUBE Linearとの組み合わせではかなりあっさりした音*5になります。

高音 カッチリした金属感のある鮮やかに鳴る高音で、EDITION9程ではないですが、音の分離が良いです。MDR-SA5000程癖が強くありません。
中音(ボーカル) 引っこむこともなく、聞きやすいです。音場はそんなに広くなく結構耳の近くで鳴っている感じを受けます。
低音 ボワ付きもなくカッチリしています。低音の量は十分、ULTRASONEなどに比べるとすっきりしています。
音漏れ ちょっと漏れますが、そんなに気にならないレベルです。
装着感 ウイングサポートでふんわりフィット、装着感良し。

得意分野は...なんにでも合う感じがしますが、ロック、フュージョン辺りは気持ちよく聞けます。
また、エレピ・エレクトロドラムの音が音の分離が良く非常に綺麗に鳴ってくれるので、エレクトロニック・ダンスミュージック系も良い感じです。

*1:新型のATH-A1000Xではありません。2002年に限定3000台で発売されたモデルのため、現在中古以外で入手するのは難しいと思います。

*2:別にaudio-technicaが嫌いという訳ではなく、縁がなかっただけですが。

*3:平たく言えば、とても無難な音。

*4:真空管をSYLVANIAの6189Wに交換してあります。

*5:音場はValveX SEに比べ、格段に広くなりますが