Westone3

Westone3

Triple.fi 10 pro持ちとしては気になる存在だったWestone3を入手しました。
Triple.fi 10 proは2bass-1trebleの2way-3uintですが、Westone3は完全な3wayということでかなり期待しての購入です。



Triple.fi 10 pro(以下UE)と比較しつつ最初の評価を

高音 UEに比べこちらの方が出ています。高音のコモリはUEより少ないです。バランスドアーマチュア型の中ではかなり頑張っている方ではないでしょうか。
中音(ボーカル) かなり骨太な感じです。中音域はちょっと引っこんでいて、下の方の倍音が目立つ感じです。女性ヴォーカルはUEの方が綺麗です。ピアノもどちらかと言うとUEの方が好みの音がします。
低音 UEより太い感じです。モリモリ出ていますがボワ付きはなく固めです。真ん中がやや引っこんでいるのにドンシャリという感じでもないのはなぜでしょうか。
音漏れ UEほどではありませんが、遮音性は高そうです。
装着感 標準のソフトタイプのチップ(中)を装着していますが、違和感は殆ど感じません。装着感UEよりかなり上*1です。また、付属のチップの量の多いこと。ソフトタイプ3種(グレー)、ハードタイプ3種(透明)、スポンジタイプ3種、トリプルフランジ3種と10種類も付属しています。
その他UEとの違い 音場感はUEの圧勝*2です。Westone3はUEより近くで鳴っている感じです。コモリはWestone3の方がかなり少ないのですが、中音域がちょっと引っこんでいるため音が太くなりがちです。中音域担当のドライバがもうちょっと上に行ってくれるとベストな感じがします。


実際に装着した所。

耳からの出っ張りは全然なく、装着もUEより楽に出来ます。上でも書きましたが装着感も抜群です。
ただ、ケーブルが細く耳の後ろを通しにくいのと、断線が心配です。
ケーブルはユニット付近に針金が入っていて形を固定でき、ユニットから脱着可能なUEの方が数段上です。

*1:私の耳では、Westone3が今まで装着した事のあるインイヤータイプの中で一番違和感がないです。

*2:あの音場の広がりは異常とも言えますが。