VentureCraft SounDroid Typhoon

長年使ってきたiPod touch(二世代目)の電池が怪しくなってきたので、iPod touch(6世代目)を購入しました。
初Lightningデバイスインターフェースのため、今まで使ってきたポータブルアンプが使えなくなってしまいました。
そこで、手に入れたのが中古で手ごろな値段*1だったVentureCraftのSounDroid Typhoon(赤限定モデルSDT-RJ30)です。
オペアンプがノーマルのLME49860からMUSES02にアップグレードされたモデルです。

第一印象は確かになかなか良い音なのですが、音が平面的で使うヘッドホンを選ぶと感じました。
そこで取り合えず出力オペアンプをパワーアップ。自分はドンシャリ傾向が好きなのでOPA267系統に。どうせなら昔あこがれたOPA267BPx2に換装。売っている方がこのアンプに詳しい方で普通に挿すとスイッチの付け根に干渉する右側の部分を薄くする仕上げをしてあるおかげで難なくケース内に収まり*2ました。

音がかなり厚く(特に低音)なり、いい感じ。でもまだ音が平面的な感じがします。
OPA267BPを売ってくれた方より初段のオペアンプはNJM8080、最新版はMUSES8920と言う事を教えてもらいましたので、MUSES8920に交換を依頼しました。

MUSES8920を装着、加工が綺麗です。

左右の音の分離が格段に上がり音に立体感が出ました。これは出力オペアンプ交換より効果がありました。IE800やEDITION8で聴くと最初とは違うアンプのようです。
最新のSounDroid Typhoon(ネジが赤のタイプ)は初段オペアンプが最初からMUSES8920が装着されているということですので、プラス数千円の差なら最新版を購入することをお勧め*3します。

*1:まさか初段のオペアンプがしょぼいとはこの時は全く思わなかった。情報収集してから購入は必要ですね。

*2:バッテリーの搭載位置をちょっとずらす必要はあります。

*3:メーカーでNJM8080をMUSES8920に交換すると13000円かかり、そのお金でOPA267BPx2位は買えてしまいます。

MAXIMUS VII RANGERからZ97-PROへ

MAXIMUS VII RANGERの微妙な仕様に納得できないでいたのですが、ひょんな事からZ97-PROを入手することが出来ました。
久しぶりに実家に帰り、MAXIMUS VII RANGERからZ97PROへ組み直し。
ついでにお蔵入りしていたCrucialのM.2タイプのCT500MX200SSD4にWindows10 Threshold 2をクリーンインストール*1することにしました。
これでやっと最初に考えていたHaswell Refreshマシンの構成となりました。

メーカー 型番 備考
ケース Antec P100 黒モデル
電源 Seasonic SS-750KM 80PLUS GOLD、haswell c6/c7ステート対応
CPU Intel Corei7-4970K
CPUクーラー CORSAIR H60 簡易水冷、コントロールはMB付属のFan Xpert 3を使用
モリー G.Skill F3-2133C10Q-32GZM DDR3-2133 PC3-17000 8Gx4
MB Asus Z97-PRO 今回変更、元はMAXIMUS VII RANGER
GPU GIGABYTE GV-N970IXOC-4GD GeForce GTX 970
SSD Crucial CT500MX200SSD4 今回変更、元はPLEXTOR PX-512M5P
HDD WDC WD15EARS 1.5T HDD
BD-R PLEXTOR PX-B910SA

東京のPCで感じていた起動がおそくなるようなことはなくむしろ超速になりました。
今まで出ていたUSBゲームパッドをつなぐとディスプレイの休止が起こらない*2といった現象も出ず快適です。
CT500MX200SSD4はPX-512M5Pに比べ10%程度速いようで、技術の進歩の速さを感じました。
東京のマシンもWindowsVista→Windows7Windows8Windows8.1→Windows10とアップデートを繰り返してきたため、クリーンインストールしなおしたい所ですがソフト類のインストールが面倒なため、来年の早い時期に出るであろうBroadwell-Eまで少々待とうがと思っています。

*1:その他の構成は同じ

*2:東京のマシンでも起きています。起きていた両者の共通点はWindows8.1からのアップグレード位でしょうか

MAXIMUS VII RANGER

ちょっと前の話になりますが、実家用のPCのi7-2600K+P8Z68-V/GEN3の組み合わせをi7-4790K+MAXIMUS VII RANGERに置き換えました。
電源のSS-750KM*1グラフィックカードのGV-N970IXOC-4GD、SSDのPX-512M5P、1.5TBのHDDはWestern Digital WD Green WD15EARX、簡易水冷CPUクーラーのCorsair H60は据置です。
i7-6700KとZ170チップセットが出ているのに、なぜ今更という話ですが、i7-4790KとMAXIMUS VII RANGERの両方とも終息製品ですが実売価格の1万円引きで手に入ったのと、今まで使用していたF3-2133C10Q-32GZM [DDR3 PC3-17000 8GBx4]を利用したかったためでした。しかし今考えるとこれが裏目に出て*2しまいました。
新旧マザーとCPUを交換し、今まで使っていたSSDを使ってみるとすんなりWindows10が起動、入れ直しを考えていただけに拍子抜けです。
スピード的にはi7-2600Kの4.8GHzとi7-4790Kの4.0GHzがいい勝負、さすがに3年の月日を感じます。
心配していたCPUの温度も室温20℃で定格では35℃近辺、負荷を掛けても60℃まではいかず安心。ただ調子に乗って4.8GHzまでOCした所、温度は大丈夫だったのですが、PSO2プレイ中にClock Watchdog Timeoutのブルースクリーンが出たためひとまず定格に戻しています。


快適には快適なのですが、買ってから気づいた問題点がいくつかあり、リサーチ不足を反省しています。
MAXIMUS VII RANGERにはM.2スロットがついているということで、あまり調べずに買ったcrucialのM.2タイプのCT500MX200SSD4を刺した所、全く認識せず...
マニュアルを読んでいくと、SATAタイプのM.2SSDは使えない*3との事。他にもPCIe用の最新SSDのNVMeの物もPCIe2.0のx2タイプのため、真の能力を発揮させる事が出来ない*4ということも分かりました。
M.2SATAから2.5インチSATAに変換するアダプタを探すもなかなか売っていなく、ネットでMTG-7119という変換アダプタを買いました。これはなかなか作りがしっかりしていて、このアダプタ経由でSATAに接続した所問題なく認識しました。スピードも3年前に買ったPX-512M5Pに比べ全般的に1割程度速いとこちらも時代の流れを感じます。


新型のi7-6700KとZ170チップセットではチップセット側のPCIeも2.0から3.0になった上、レーンが2.5倍に増え、M.2スロットはAHCI/PCIe両方に対応した物が多く、NVMeの物も真の力を出せるので、新しく組む場合はi7-6700KとZ170をお勧めします。

*1:たまたまHaswell対応でよかった

*2:安物買いの銭失いとはよく言ったものです

*3:同じ世代のマザーボードでもZ97-PRO GAMER辺りは対応している模様、ほとんど同じ値段で売っていたこちらの方にしておけばよかった...PCIバスが不要なのとMAXIMUSの方が高級な思い込みがあったためMAXIMUS VII RANGERにしてしまったのです。

*4:Z170のPCIe3.0でシーケンシャルリードが2GB程出るSSDも1.2GB程になってしまう。MAXIMUS VII RANGERではPCUから来ている本来グラフィック用のPCIe3.0x16を8+8に分割して使用しないと真価が出ない

そろそろ復帰

昨年後半から今年前半は仕事が忙しく、更新できなかったのもありますが、
夏から秋にかけて療養*1していたため
前回の記事から1年以上空いてしまいました。
無事復職を果たした時、なんとなく長い夢から覚めて日常に戻る気がしました。


やっと元気になったので、ぼちぼち更新していきたいと思います。

*1:という名の長い夏休み

NIKON D810

NIKON D810

NIKONからD800の後継機、D810が発売されました。
D800Eを下取りに出し、D810を購入。D3sD3sは残しています。


今回はローパスなしのモデルのみが登場。
マイナーチェンジモデルというよりフルモデルチェンジのようで、変更点が結構あり、

  • シャッター音がかなり小さくなった。
  • グリップの膨らみが大きくなり持ちやすさが向上。
  • 記録媒体格納蓋の上にもラバーが付いた。
  • アイピース内の表示が有機EL(白色)になり見やすさが向上。
  • ライブビュー時に2点表示ができるため、水平調整がし易い。
  • 背面液晶がRGBWになり白色が非常に鮮やかになった。
  • ホットシューカバーは付属していない。別売りのものを購入する必要あり。
  • PvとFnボタンがかなり小さくなった。
  • 産地が日本からタイに変更。

特にシャッター音はかなり小さくなり、かなり控えめな音になりました。*1
あと、D800EとD810はカタログ上では20g軽くなった事になっていますが、グリップ形状の見直しのせいでしょうか、持ってみた感じはそれ以上軽くなった気がします。
気になったのは、本体部の模様とストロボ部の模様がかなり違い、カメラの表面は模様が結構荒いのにストロボカバーはきめが細かく一体感が乏しいです。

機能もアップしましたが、画質も大幅にアップしています。
シャープさがD800Eと比べても高く、色合いの黄色さが減りより自然な色になっていると思います。
下記写真は本体の時刻がおかしく撮影日時がおかしいですが、7/16に撮影した写真になります。



このカメラのAPS-C版(D400なのかD9000なのか)を期待します。

*1:個人的にはD3sとかD700なんかのメカメカしい音の方が好きです。

SENNHEISER IE800

SENNHEISERのIE800、発売からしばらく経ちましたが、増税前に購入です。


音に関しては非常に素晴らしく*1、文句のつけようがありません。小さいドライバでこれだけの音が出るとはビックリ。ぜひ視聴してみて欲しい逸品です。


ただ機能的には...SHURE挿しをすると微妙に短い分岐部のケーブル、ポジションの決まりにくいドライバ*2、マイクロメス→ミニオスという特殊すぎる延長ケーブル*3と、なんでこんな仕様になってしまったのか...という残念ぶりです。
IE8/IE80のようにドライバ直下で脱着可能であればよかったのに、と思えて仕方ありません。


第一印象

高音 素晴らしく伸びます。
中音(ボーカル) 広大な音場、定位感も申し分なし。キレキレの音は他に聞いたことがありません。
低音 小さなドライバからは想像できないほどしっかり出ます。
音漏れ 耳栓タイプなのでほぼ漏れません。遮音性も非常に高いです。
装着感 × ドライバが小さく装着しにくいです。分岐からドライバまでが短くSHURE挿しはギリギリ、左右も分かりにくいなど、IE8/IE80から比べると残念な仕様です。

*1:解像度と音場については特に

*2:IE8/IE80では左右がわかりやすく装着感もよかっただけに非常につけにくいです。

*3:これをつけないと左右の合流地点までしかケーブルがありません。おまけにやや短くバッグの中にプレイヤーを入れているとちょっと長さが足りません。

Ultrasone Signature DJ

増税前にSignature DJとIE800を買いました。今回はSignature DJを。


音の傾向はDJ1PROに似ていますが、解像度が非常に高くなってるのと、装着感は大幅にアップしています。
中低音にややへこみがあるちょっと変則なドンシャリで、そのバランスがはまる曲と、スカスカになってしまう曲があります。
荒っぽいDJ1PROに対し、やや落ち着いたSignature DJ。どちらか一本となると値段差が大きいのでDJ1PROの方が(個性も強いし)おすすめでしょうか。
なお、付属のミニプラグケーブルは4極タイプで、iQubeV3との組み合わせで音がうまく出ない現象が出て*1しまいました。
代替ケーブルとしてSENNHEISER HD598の純正1.2mショートケーブル(HD5X8-CABLE)が使えました。


第一印象

高音 DJ1PROより大人しいですが、かなりドンシャリです。刺さりはありません。
中音(ボーカル) キレのいい明るい音。解像度が高く、DJ1PROと一番違う所だと思います。
低音 重低音はかなり出ていますが、そのちょっと上の低音はそれ程でもない感じ。音圧のある低音です。
音漏れ 耳をすっぽり覆うので、音量を大きくしなければほとんど漏れません。
装着感 イヤーパッドはしっとりモチモチして装着感良好。ヘッドバンドも改良されて頭頂部の痛みもありません。ただ側圧は強めです。

*1:Timelordで4極対応に改造してもらえますが